久々にホリエモンの『多動力』を読んだら、、!!
今回は久々に読んだホリエモンこと堀江貴文さんの『多動力』について!
確か去年の夏頃(2018年5月発行でした!)にヒットした作品ですよね!
僕もその時期に買って読んでみたわけです。
そして約1年経って改めて読んでみると、、随分印象が変わっている!!
ということで、その印象の違いについても触れながら書いていきますよ!
作品概要
題名:多動力
著者:堀江貴文
出版:幻冬舎・NEWS PICKS
感想
最初に書いた通り、去年購入して読んだ本を改めて読んでみました。
ページ数は220ページほどと特に少ない感覚はありませんが、各トピックが見開き2〜3ページでまとまっているので非常にテンポよく読めるのが最大の特徴に感じます。
恐らく半日もあれば読み終えるかと。
記録を見たら、僕は1時間かからず読んでました。笑
ほんとかな〜笑笑
と、僕の話はどうでもよくて、
このページ設計に加えて相変わらずの「ホリエモン節」が相まってさらにテンポが良くなりますね!笑
まあ"ホリエモン節"については個人差があると思いますが、僕はなぜか納得してしまう「理にかなっている感」を感じますね!
これは良い意味で抵抗なく頭に入ってくるという感覚です。
前回の千田さんと違うところはこの「理にかなっている感」があるかないか、そしてそこから語られる「一般性の有無」のようなところな気がします。
堀江さんはビシバシと鋭い言葉で語っていますが、
それを「たしかにっ」と感じさせる行動を自ら見せ、そしてそれが日本人の多くに当てはまることなのだと思います。
それをみんなが感じているから、ファンも多いのでしょうね〜
まさに「個人がファンを獲得する時代」の先頭を征く人です。
本書の全体を通しての主張は、
「とにかく、やりたいならやれ!」
ってことですね!
「とにかく走り出してしまって、走りながら修正していけばいい」
とか、
「始めてしまえば、必要な知識やノウハウはその中で身につくもの」
という言葉には、思わず「うんうん」と言ってしまいました。
ホント、端的でわかりやすい表現をしてくれます。
個人的な学び
「とにかくやろう。」
これも僕の中で学びですが、部分部分での学びをここではご紹介してきます。
「情報」そのものに価値がある時代は終わった。今は「その情報をいかに使うか」に価値がある。
文字通りですね!
かつては「情報」はほんの一握りの人間しか手に入れることができませんでした。
ゆえに「情報」そのものが商品として扱われ、価値を持っていました。
しかしインターネットの普及によって、誰もがある程度のレベルでなら質を問わず情報を手に入れることができるようになりました。
つまり現代は、「情報」そのものに価値があるのではなく、「正しい情報をいかに使うか」に価値があり、重要なことだとホリエモンはいっています。
そしてそんな情報を、みんなで共有してより良いものにした方が結局自分のためになるとも言っています。
「シェア」というやつですね!
昨今はありとあらゆるものが「シェア」され、「シェアリングエコノミー」という言葉ができるまでに至りました。
「情報」、そして「シェア」。
個人で事業をしていこうと考えている身としては今後重要になっていくであろうキーワードです。
1つのことを1万時間やり続ければ100人に1人になれる。
この文は後ろに、「これをいくつ組み合わせることができるかで自分の価値が決まる」と続きます。
つまり、1/100 × 1/100 × ... × 1/100 と、1/100をいくつ掛け合わせることができるかということによって、自分が能力的にどれくらい希少な価値を持つかを計ることができるということです。
ホリエモンは、これを「肩書きを並べる」と言っています。
もちろん文字通り、学歴や資格などの「肩書き」のことですが、それらに限らず、「これができる」「これを続けている」ということでもよいと言っています。
とにかく、「たとえ誰にでもできること」だとしても、それをいくつも組み合わしていけばいつの間に稀有な人材になっているということですね!
これはとてもワクワクする考え方だと感じました!
だって、誰だって"オンリーワン"な存在になりうるってことなのですから!!
今はできることが1つ、2つで、肩書きも大したものじゃない、
としても、何かを続けることを繰り返していけばよいのですから。
プロローグでホリエモンは、
「キングカズ(サッカー選手)やイチロー(野球選手)のように1つの道を極めることができる才能を持たない僕らが、1つのことにとらわれてしまっては価値あるものは生み出せない」
と言っています。
納得です。
「その道を極めた"最強"」には、同じく「最強」をもってしないと太刀打ちできません。
しかし、いくつもの「武器」を持ち合わせれば新たな「最強」となりうる。
いや、そもそも「最強」なんて概念では縛れなくなる、といったところでしょうか。
まあ、あんまりゆっくりしていると時代が変わってしまいますから、ある程度のスピード感は持たないといけないだろうけど!笑
思いついたらとことんハマる。それを繰り返す。
上に書いた「とにかくやってみる」に近いですが、本当に感銘を受けたのでまた書きます。笑
この辺りが、以前読んだ時からの変化。
当時は
「とにかくやってみる」
ということに、ここまで敏感にはなっていませんでした。
多分あとがない状態に自分の身を置いてみて、「とにかくやってみる」ことの大切さを身をもって体感したからでしょうかね〜!
ホリエモンは文中で、
「文化祭のイメージ」
だといっています。
はっきりいってプロのレベルには到底達さない出し物やお店ばかりですが、それでもお金をいただくことができる。
もちろん「文化祭だもんね〜」という場の雰囲気もあるでしょう。
「学生の出し物だからこんなものだよね」という妥協もあると思います。
それでも、「形にする」という部分ではなんの問題もなくできていると言っています。
「売り上げが上がらなかったらどうしよう」
「こんなクオリティじゃプロにかなわないよ」
だなんて、文化祭では考えません。
そんな「文化祭の心持ち」でいつまでもいたほうが人生楽しくやっていけるってことですね!
これと似て非なることで、ホリエモンは自身のメルマガ配信について、
「"完璧"を求めるより"毎日続ける"ことの方が何より大事」
と述べています。
見切り発進。大いに結構。
その中で試行錯誤すればいい。
ただし、続けること。
これは本当に、三日坊主の僕は耳が痛いですね。笑
けどだからこそ、胸に一発喰らった感覚でした。
興味があるなら始めてしまえ。
始めたなら、それを飽きるまでがむしゃらに続けろ。
たとえ飽きたとしても、
「"点"と"点"が繋がって"線"ができるように、それが自分の糧となる」
と、ホリエモンはスティーブ・ジョブズの言葉を使って紹介しています。
いや〜、やっぱホリエモンの言葉は性に合いますね!笑
まとめ
たったの数時間でこれほど多くのことを感じさせ、考えさせてくれる本はなかなかないと思います。
僕は性格上、一時期のヒット作品を自分の中の良書にはしたくないのですが(なんかミーハーっぽいから笑)、この『多動力』は別ですね〜〜
今回改めて読んでみて、その認識は強くなりました。
「何かしたいけど一歩踏み出せない」
という人は間違いなく読んだ方が良いと思いますよ!!
そしてどんな本でも限らず、
「二度目を読んでみる。」
きっと、その本の新たな発見に繋がりますし、自分の変化にも気づくことができる良いアクションになるはずです!!
*1:<チャートの各項目について>
学び:この本でどれほどのことが学べるか。量より質を重視。
読みやすさ:言い回しや表現の仕方など、純粋に読みやすいかどうか。
活かしやすさ:生活や仕事など、日頃の自分に活かしやすいか。
おもしろさ:「書籍」として楽しめるかどうか。「ページをめくるのが止まらない、、!」みたいな笑
ワクワク:この本を読むことで、日々の生活の活力がみなぎるか。要は"心が躍る"か!笑
また読みたいか:そのまま。ふとしたときにまた手にしたいか。