旅狼~たびろう~の雑記ブログ

自称多趣味な旅好き狼が書く雑記ブログ。

むしろリーダー"じゃない"人に読んでほしい!!

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こんにちは!

どんどん新シリーズ、始めていきますよ!笑

 

ということで、新シリーズ

ブックレビュー

を書いていこうと思います!

 

 

まあブックレビューなんて言っても、自分が読んだ本の感想文みたいなものです笑

 

ですが、

ここをきっかけに記事にした本を手に取ってくれる人がお一人でもいてくだされば、、!

という思いで書いていきますので、よろしくお願いします!!

 

 


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作品概要

リーダーの禅語

著者:枡野俊明

出版:三笠書房

 

 

組織の上に立つ者を「リーダー」と呼びますが、

そんなリーダーにとって必要なことを

風格

育成力

平常心

行動力

信頼力

の5つにまとめ、そのテーマに合う「禅語」を紹介してくれています。

 

 

前書きには

物事の本質に迫り、仕事・人生の指南役となる「禅語」が役立つのです。

とあり、

京セラの創業者・稲盛和夫さんやアップルの創業者のスティーブ・ジョブズさんなど、

多くの経営者が取り入れている考え方、それが「禅語」なのだそう。

 

 

実際にこの本を読んでみると、多くの「禅語」が紹介されていて

その1つ1つが学びのある言葉となっていました!

 

味わい深い言葉」と言い直しても良いかもしれませんね!

 

 

そんな「禅語」ですが、記事のタイトル通り、

むしろリーダーじゃない人に読んでほしい!

と思いました!

 

まあぶっちゃけを書くと

誰にでも読んでほしい!!

ですが!笑

 

題名が「リーダーの」となっているので

各禅語をリーダーの立ち振る舞いに当てはめていますが、

どんな人にも当てはまることだと思いました!

 

中でも

「最近仕事で行き詰まっているんだよな…」

という方には特にオススメですね!!

 

やはり「リーダー」という以上、組織、そして仕事での考え方や在り方の部分が多く取り上げられていますので!

 

 

ということで、次に本を読んでの感想を詳しく書いていきます!

 

 

感想・読みどころ

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*1

まずこの本、非常に読みやすいです!

 

僕は電子書籍でこの本を読んだのですが、

(アマゾンのプライムリーディングなら無料です!)

「ご飯を食べながら」

「家を出る前のちょっとした時間」

「寝る前のちょっとした時間」

などなど、

 

"隙間時間に片手にタブレットを〜"

なんてちょっとイキッたスタイルで(笑)読み終えて"しまった"作品です!笑

 

元々それほど長い本ではありませんでしたが、

「もう終わりっ?!」

みたいな感覚になりました!

 

それくらい各トピックが短くまとまっており

それでいて非常にわかりやすい表現となっていました。

 

 

そんな本ですので、ほとんどのトピックで

なるほど〜

となるのですが、

その中でも特に、僕の心に響いたところをご紹介します!

 

 

清風拂明月 明月拂清風

清風明月を拂い(はらい) 明月清風を拂う」と読みます。

 

まずは語感が素敵!

響きから清々しい。。

 

そして

清風拂明月 明月拂清風

という文字の並びも、、なんかですよね〜〜

 

この感じがとても好きで、ぐぐっと惹かれたのですが

意味を読むと、ぐぐぐぐっと惹き寄せられます!!

 

本文では、

さわやかで清らかな風は、それだけで爽快です。明るく輝く月は、それだけで美しい。その二つが互いに主客を変えながら、一体となって美を高め合っています。

部下は上司に生かされ、上司は部下に生かされ、相互が一体となって仕事の成果を高めていく。

とあるのですが、

 

相互が一体となってより良いものになる

というのは、

人間関係はもちろんのこと

すべての事柄に言える本質中の本質だと思うのです。

 

他者へのリスペクトしかり、パートナーへの愛情しかり、動植物への親しみしかり、、、

 

すべてがこの言葉に凝縮されるのではないでしょうか。

 

自分は他のすべてによって生かされ、

        自分もまた誰かが生きるための"何か"になっている。

 

ちょっと大げさかもしれませんが、、

こういう風に考えられれば、人生楽しくなりそうじゃあないですか!!

 

 

不立文字 教外別伝

「ふりゅうもんじ きょうげべつでん」と読むこの禅語。

 

大事なことは、時として"何もないところ"から感じられるもの

という意味で、本文では

「何もないところ」とは、言葉なら「沈黙」、平面・空間なら「余白」、所作なら「」に相当します。

と表現されています。

 

日本には

阿吽の呼吸

であったり

目は口ほどに物を言う

という言葉がありますよね!

 

僕も以前、ちょっとした会話術を教わった時に

"無言の間"を大切にしろ

と言われたことがあります。

 

もちろん、意図してつくられる「沈黙」や「間」というものは存在します。

ヒトラーは演説前にあえて無言で立ち、それによって注目を集めた

と言いますし、

日本のお寺の庭(枯山水などですね)は「隙間」や「何も置かない空間」を大切にしている

と聞いたことがあります。

 

しかし、たまたま出来てしまった「沈黙」や「余白」でも人は意味を求めてしまいます。

 

どこかで

「人は何事にも意味を付けたがる」

というのを読んだことがあるのですが、それですね!

 

何も仕事だけでなく、日頃から「何もないこと」を意識してみると、

色々なことを別角度から楽しめるかもしれませんね!

 

 

非思量

「思量」とは、一つのことに心を留めてしまう状態を意味します。何か心配なことがあると、そのことしか考えらえなくなり、視野が極端に狭くなってしまうのです。

本文ではこう表される禅語。

 

1つ前の「"何もないところ"から感じる」と似た考え方で、

 「たまには何も考えないことも大切だ

ということを言っています。

 

これは心配事や不安の解消法に繋がっていて、

鏡のような静かな水面にポーンと小石を投げると、波紋が広がる、それが物事を考えている状態。その波紋をなくそうと手を入れると、また新たな波紋ができてしまいます。そうではなくて、そのままの状態にしておく。つまり「非思量」になると鏡のような水面が自然と戻ってくるのです。

とイメージを挙げ、さらに慧可というお坊さんの悟りを例に出し、

心配事には実体がなく、自分の心がつくりだしたものなのだ。

と書いています。

 

どちらも「なるほど」と思うしかないですよね〜〜!

 

そして、

「それでも何も考えないなんて無理だー!」(笑)

という方へはこの言葉を送っています。

一笑千山青

一笑すれば千山青しです!

本文では、

『「悟りきってしまえば、目の前の世界が開け、すべてが生き生きと蘇る」』

『イメージ的には、目の前にかかる靄を「あっはっは」と笑い飛ばして、青々とした山が見えてくる、という感じ。』 

と書かれています。

 

もう最後は

なんとかなるよな!

と開き直ることです!!笑

 

もちろん、

「開き直って問題を放置する」というわけではありませんよ!笑笑

 

一度、こう笑い飛ばすことによって頭をスッキリさせようということですね!

 

そして、

どんな困難でも笑い飛ばしながら乗り越えられる強さと度量

を持っていこうということです!!

 

これは確かにリーダー向けですが、

純粋に人間としても、こういう人はかっこよく映るものだと思います!

 

僕もこうありたい!!

 

 

まとめ

本当はもっともっと書き尽くしたいのですが、、、!

 

さすがに書きすぎては、本を読む意味がなくなってしまいますのでこの辺にします。笑

 

なんだかこの本のことを紹介するというより、

そこから得た僕の考えを書いた感じになってしまいましたね、、!笑

 

まあ、以降こんな感じで「"僕の"ブックレビュー」を書いていきますので!!笑笑

 

 

とにかく、、

 

禅語

という馴染みのない分野だからこそ、新鮮な気持ちで様々なことを学べるとても良い本でした!

 

いいですか!

リーダー"じゃない人ほど"読んでほしい!!

ですよ!

 

ぜひ一度、お手にとってみてくださいね!!

 

 

 

 

 

*1:<チャートの各事項の概要>

学び:この本でどれほどのことが学べるか。量より質を重視。

読みやすさ:言い回しや表現の仕方など、純粋に読みやすいかどうか。

おもしろさ:「書籍」として楽しめるかどうか。「どんどんページをめくってしまう、、!」みたいな。

ワクワク:この本を読むことで、直感的に日々の生活の活力となるか。

活かしやすさ:生活や仕事など、日頃の自分に活かしやすいか。